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知られざる名曲の解説

L.Moretti:Tyrolean Waltz variations Op.8 戻る
Luigi Moretti(ルイジ・モレッティ:1780~1850?)は、イタリアのナポリ生まれの作曲家です。ギター独奏曲、ギターを含む室内楽も多く作曲しました。協奏曲も作曲したようですが、楽譜は失われました。兄のフェデリコも作曲家で、ソルにも影響を与えました。
この曲は、チロル風のワルツの主題の後に、8つの変奏曲とコーダで構成されています。軽快で明るい曲です。
※参考 https://tecla.com/luigi-moretti-c-1780-1850-composer/
W.T.Matiegka:Andante Op.20 №3 戻る
Wenzel Thomas Matiegka(ヴェンツェスラウス・トマス・マティーカ:1733~1830)は、チェコに生まれました。1800年にウィーンへ移ると、作曲家、ピアノ教師、そしてギタリストとして活躍するようになり、1817年には聖レオポルド教会、1820年には聖ヨーゼフ教会の音楽監督に就任しました。シューベルトD96のオリジナル曲(ノットゥルノOp.21)の作曲家として知られているようです。
この曲は、24 Pieces Progressives Op.20の3曲目です。音数が少ないのですが、ギターらしい豊かな響きがする曲です。
※参考 https://blog.gendaiguitar.com/2014/0219_000206.html
3 W.T.Matiegka Siciliane Op.20 №5  戻る
この曲は、24 Pieces Progressives Op.20の5曲目です。ゆったりとしたリズムの曲です。作曲家については、2をご覧ください。
W.T.Matiegka:ALLEGLO Op.20 №21 戻る
この曲は、24 Pieces Progressives Op.20の21曲目です。溌剌としたソナタ形式の曲です。「交響曲の形で」という添え書きがあります。作曲家については、2をご覧ください。
F.Horetzky:Serenade Op.12  戻る
Felix Horetzky(フェリックス・ホレツキー:1796~1870)は、ポーランドに生まれました。パリに出て、ジュリアーニにギターを習いました。ヨーロッパ各地で演奏したようです。
この曲は、序奏とテーマ、変奏からなっています。途中でイギリス国家が引用されています。イギリスで活躍することが多かったためでしょうか。
※参考 https://www.earlyromanticguitar.com/erg/composers.htm#Horetzky
6
F.Molino:Fantasia 1 Op.13-1  戻る
Francesco Molino(フランチェスコ・モリーノ:1768~1847)は、イタリアのイヴァレーアで生まれました。オーボエやヴィオラも演奏しました。1820年頃、パリに移り、そのままパリで没しました。ギター教則本も作りました。
この曲は、2つのファンタジーの第1曲目です。堂々とした序奏の後に、軽快なアレグロが続きます。
※参考 https://tecla.com/francesco-molino-biography/
7
F.A.Bostein:Fantasie Op.23  戻る
F.A.Bosteinについてインターネットで調べたのですが、よく分かりませんでした。ドイツ生まれのようです?ベッリーニのオペラ「ノルマ」の中の曲が使われているようです。
8
A.M.Nava :Sonata Op.10  戻る
A.M.Navaは1775年にミラノで生まれました。ナバ19世紀初頭イタリア活躍していた最も有名なギタリスト・作曲家の1人でした。声楽の教師でもありました。1808年に、「シーズンオブザイヤー」というタイトルで、ソロギター用の4つのソナタを出版しました。また、1808年から1826年にかけて、ソロギター、声とギターの作品、フルートの室内楽のための一連の作品を出版しました。1826年10月19日にミラノで亡くなりました。

A.Nemerowski :HELT Ⅰ  戻る
A.Nemerowskiをインターネットで検索したのですが、上手く調べられませんでした。ロシア生まれのようです。他の楽器とのアンサンブル曲も作曲したようです。
10
A.Rubira:COLECTION BRILLANTE  戻る
A.Rubiraは1825(1821?)年頃、スペインのムルシア県ロルカ町に生まれました。名人芸の持ち主だったようです。「愛のロマンス」の作曲者だったようです。